2012/10/25

因果応報

本日新作リハ3回目。演出助手の山崎恭子ちゃんが来てくれました。
彼女は造形大の後輩で、自身もダンサー、演出家として活動しています。

今日は松尾さんがお休みだったので、松尾さんの代役を・・・と思ったら松尾さんがいつも着てるのと、全く同じような柄の稽古着やって、笑ったなぁ。

しかしこうやって大学の仲間が卒業後も、ダンスを通じて繋がっていけるのは嬉しいことです。
恭子ちゃんに関しては在学期間は被ってなかったにせよ、あいだに倉田、松尾世代を挟むことによって繋がっています。

物事は単独ではなく、必ず何かの因果関係が相まって動くと言いますが、自然現象、歴史もさることながら人間関係もまた然り。
造形大という“因果”が今の稽古がを動かしています。因果って書くと、なんだか因縁めいて大げさですが・・・

しかしながら2003年に造形大に映像・舞台芸術学科が出来てから来年で10年が経とうとしています。
手前味噌ですが、このことは確実に日本の舞台芸術界に影響を及ぼしていると思っています。
学科創設者であり、学長でもあった故 太田省吾さんの意志を継ぐ者が、今も舞台芸術を通じて繋がっていて、それが大きなうねりとなって時代を振動させ、何かしら有益な動きを生み出していくと信じていますし、それが今の僕にとっての励みでもあります。

今回の創作の日々から生まれるうねりが、お客さんの心に良き振動を与えますように。
そしてそれが、小さくてもその次の動きを生み出しますように。
今はその始まりとなる、初期微動を探している最中です。

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