2013/05/22

終わりなき『理想の森』

京極朋彦ダンス企画『理想の森』無事終了しました!
見よ!あの舞台からは想像もできない脱力系の楽屋を!近日、舞台写真をアップしていきますので、そのギャップをお楽しみいただければと思います。
本当に今回、よきメンバーに出会えたと思います。このメンバーは現時点で、僕にとっての最高のクルー達です。本当に体力の限界まで頑張ってくれました。感謝!!

今回は、自身の中でも最大規模、出演ダンサーも最多の公演でした。
役者を目指して京都に来てから10年。いつの間にかダンスの道を志してから8年。
ずっと憧れだった芸術センターでの公演をすることができたこと。
そして素晴らしいダンサー、スタッフ、仲間たちに出会えたこと。
全てに感謝したいと思います。

新しい「理想の形を見つけたい」という今回の作品コンセプトから一番大きなプレゼントをもらったのは僕自身でした。
本当にやってよかった。10年後、20年後の自分にとっても今回の公演は、大きな意味を持つと思います。

当日会場にお越しくださった観客の方々、京都芸術センターの皆さん、並びに関わってくださった全ての方々に、深く感謝したいと思います。

千秋楽が終わってから、抜け殻状態でしたが、明日からも更なる「理想」を追い求め、日々精進していきたいと思います。
本当にありがとうございました。

そして、自身の近況について。
今回やってみて、ひとまず振付家としての活動を一区切りして、ダンサーとしての活動に重点を移動させようかと考えています。

それは振付家としてダンサーにかけてやることのできる言葉や経験が、自分の見たいものを明確に作るためにはまだまだ未熟だということを今回、痛感したこと。
そして、ダンサーにかけてやれる言葉は、自分の体についての探求から来ているし、そこから来たものでなければ人に伝わらないという実感を持ったことが大きいです。

もう一度自分の体に戻ってダンスを考えてみたい。そう思いました。

もちろんこれからも、振付作品を上演する機会はあると思うのですが、向こう何年かは、これだけの規模の作品を上演することは無いかと思います。
それもこれも、今回思いっきりやってみて、ハッキリしたことなので、本当にやってよかったと思います。

今回の作品に関して、様々な意見を頂戴しました。そのどれもが今の自分を見直すきっかけを与えてくれ、更なる課題を発見するのに大いに役立ちました。
「まだ未熟だから」とか「自分のやりたいことが明確になっていないから」といって、アウトプットすることを恐れていたら、結局この経験はできなかったし、まだまだ失敗を恐れる年齢でもない。

自分の本当にやりたいことなんて、事前にわかっていたら苦労ないし、面白くないわけで、とにかくやってみることが、自分の欲求を形作っていくのだと思います。

もうしばらくは生意気のままで、ケチョンケチョンに言われながらも、続けていこうと思います。

そして明日からはありがたいことに、次回出演作、木ノ下歌舞伎『三番叟』チリ公演に向けて、なまった体をたたき上げます!
約二か月、全く踊ってなかったので不安ですが、足掛け4年やっている作品なので、体が覚えているはず!

地球の裏側に向けて、ダンスの探求が再び始まります!!

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