2013/08/30

京極朋彦WS 「身体能力向上委員会」 ~東京編~

この度、京極朋彦は関東での新たなダンサー、俳優との出会いを求めてWSを開催することとなりました。

この「身体能力向上委員会」は京極が京都で行っていたWSシリーズで、このWSを受講していただいた方から京極作品に出演していただいた方もいる、実践型WSです。

内容は普段、僕がやっているボディーワークを中心にシェアし、各自の「身体能力」の向上に生かしていただければ、という会です。

このWSでいう「身体能力」とは、高く飛べることや、ぐるぐる回れると言った、いわゆるダンスのテクニックの事ではなく、人が本来持っている能力、呼吸、発声、広義には「生きること」の中で、いかに自分の体に気付くことが出来るか?その気づきの能力を指します。

今回対象はダンサー、俳優問わず、体を使った表現活動をしている人達とし、特に、自分の「身体能力を向上したい!」と切に願う人の参加をお待ちしております。
今回のWSが普段やっている自分のトレーニングに、少しでもお役にたてれば嬉しいです。


不定期開催で、毎回会場は変わりますが、~東京編~ということで、東京を拠点として活動するダンサー、伊東歌織さんのご協力を得て、東京都内での開催が実現いたしました。
厚く、お礼申し上げます。

新たな出会いを求めて、皆様のご参加をお待ち致しております。

京極朋彦

日時 
9/4(
) 18:4521:45 
9/7() 13:4516:45 
9/25()18:4521:45

会場 いづれも世田谷区近辺にて

料金 1500円

※会場は人数や内容により変更する可能性もございます。その際はメールにてお知らせさせて頂きます。
※当日は動きやすい恰好でお越しください。

ご予約はこちらのメールまで。
kyo59ws@gmail.com

 
京極朋彦(ダンサー・振付家)プロフィール

07年京都造形芸術大学、映像・舞台芸術学科、舞台芸術コース卒業。2006年、大学在学中、卒業制作として上演されたソロダンス『鈍突』が学科最優秀賞、および学長賞を受賞。 45分間、無音で踊られるソロダンス『カイロー』は東京、こまばアゴラ劇場、夏のサミット2010KYOTO EXPERIMENTTPAM in Yokohama 2011Fukuoka Fringe Festival 2012、などに招聘され、国際交流基金支援事業「美的采風 北京 in 2012」 日中ダンス国際会議では、10日間、現地に滞在し、シンポジウム、WSと共に上演された。

WS講師としては2011年から毎年、京都東山青少年活動センター「演劇ビギナーズユニット」、2012年にはNPO法人Yokohama Art Platformのコーディネートによる小学校の授業や、2013年、京都大学との連携で行われた京都、童仙房、夏の学校にてWSを担当。

2012年 自身が振付、演出を手掛ける「京極朋彦ダンス企画」を設立と同時に京都から若手作家の作品発表と交流の場として「KYOTO DANCE CREATION」を立ち上げ、毎夏、京都にて開催している。2012年『talking about it』は同年STspot N.N.N3に選出された他、同年発表の『いったりきたり』はアトリエ劇研共催事業として上演、2013年『理想の森』は京都芸術センター発表支援事業に選出され、京都芸術センター講堂での単独公演を果たした。

2013/08/06

KYOTO DANCE CREATION vol.2 終了と新たなる挑戦

撮影:清水俊洋
 
さて、かなり時間が経ってしまいましたが、先月KYOTO DANCE CREATION vol.2が無事終了しました。詳しくはブログトップのKYOTO DANCE CREATION vol.2を終えてという文章にまとめました。長文ですので、時間のある時にお読みいただければ幸いです。今年も面白かったなぁ~

てことで、終わった後一週間ぐらいは腑抜けになっておりましたが、月末に京都の拠点として家賃のお安い物件に引っ越しました!目の前は田んぼ、物干しには猿というワイルドな京都市、北方面です。上半期から京都と東京を行ったり来たりすることが益々多くなるので、経費削減と心機一転を兼ねて、これからもがんばります!

そして先週は京都のこれまた山奥、童仙房という所にWSに行ってきました。生協の企画する、廃校になった小学校に五歳児から大学生までが入り混じったメンバーが一週間ほど宿泊し、山の暮らしを満喫するという行事で、その中のプログラムの一つとして演劇人に交じってたった一人ダンス担当で行って参りました。

しかし今回のWSは本当に自分が試されました。。。
五歳〜大学生までが、入り混じった12名のチームを2時間でゼロから発表まで持って行くという過酷な現場。
大混乱の中から辛うじて掴んだものが、みるみる皆の目の色が変わっていく瞬間を見れたし、発表一分前まで全力で作りました。もうね、 確実に心臓鍛えられましたよ。。。


しかしながら、森の動物になってみるワークで
「人間が動物になれるわけ無いやん!」といってふざけてばかりいる男の子と徹底的にぶつかれたのはよかったです。 昔の自分やったら諦めて、最後まで闘いきれなかったと思うと、なんやかんややってきて、知らず知らず自分の心臓も鍛えられてきたんやなぁと思います。

 その子は、一番暴れ回った挙句、疲れてダウン、しまいにゃ本番出たくないとゴネて、発表直前にキャスト入れ替えという大手術をして、なんとか皆と同じ舞台に立ったのでした。
僕自身もずっとダンスなんて信じられなかった。だからこそ今でも続けているし、今でも何なのかさっぱりわからない。
けれども僕の周りには僕に声をかけてくれ、僕を成長させてくれた人たちがいました。だから僕はその子に諦めてほしくなかった。信じてみる勇気は大人でも出せない時がある。でもささえてくれる人や、見てくれる人を前にしたとき、信じられるものもあるんだよと、小学生相手に必死で伝えました。
その思いが伝わったのか、 男の子が終わった後に僕の所に来て「出られてよかった」と言ってくれました
僕はきっと一人ではそんなこと言えなかったと思います。その子がいたからこそ僕はそんなことが言えたし、僕はその子に教わったんだと思います。

そんなこんなで気が付いたら8月が始まっていました。来週は東京で久々の『カイロー』やります。詳細はNEWS欄にて。
暑さに負けず、日々進化して行きますので、どうぞよろしくお願いしますっ!